どうも、かっしーです。
今日は前回の「クトゥルフ神話技能」に続いて、特殊な技能の一つ「武道」について説明したいと思います。
マーシャルアーツ・武道
武道は主に戦闘時に使用する技能で、基本ルールブックでは「マーシャルアーツ」、クトゥルフ2010では「武道」として扱われ、それぞれで技能が異なります。
基本ルールブック

基本ルールブックにおける「マーシャルアーツ」は、以下の格闘技を使った際のダメージを二倍にする技能になります(ただし、二倍になるのは攻撃手段のダメージのみでダメージ・ボーナスは二倍になりません)。
- こぶし/パンチ
- 頭突き
- キック
- 組み付き
また、「マーシャルアーツ」は近接攻撃に対して「受け流し」を宣言し、成功すると攻撃を回避できるため、二つ目の回避手段として使えます。
クトゥルフ2010

クトゥルフ2010では基本ルールブックの「マーシャルアーツ」の代わりに、「武道」が登場します。
「ダメージ二倍」と「受け流し」はそのままに、「立ち技系」と「組み技系」の二つが追加されています。
立ち技系

「武道」の技能習得時に「立ち技系」を選択し、技能値が60%以上あると、以下の特殊攻撃が使えます。
ラッシュ
攻撃命中時に「ラッシュ」を宣言すると、ラウンドの最後に追加攻撃を行えます。
フェイント
攻撃時に「フェイント」を宣言すると、攻撃は必中になります(ただし、攻撃対象が「武道」を取得している場合には、「受け流し」ができます。
組み技系

「武道」の技能取得時に「組み技系」を選択肢、技能値が60%以上あると、以下の特殊攻撃が使えます。
サルト
対象に1D6+DBのダメージに加えて、対象がCON×5の判定に失敗すると気絶します。
また、高い場所から投げ落とした場合には、落下ダメージが追加されます。
タックル
対象に1D4+DBのダメージを与え、さらに対象を3m後方に吹き飛ばします。続けて、対象はDEX×5の判定に失敗すると地面に倒れ、さらにCON×5に失敗すると気絶します。
また吹き飛ばされた後方に障害物がある場合には、障害物に叩きつけることで、1D4のダメージを与えます。
ただし、吹き飛ばしはSIZ18以下の生物にのみ有効になります。
まとめ
以上がクトゥルフ神話TRGPの「武道」の説明になります。
基本ルールブックの「マーシャルアーツ」はシンプルで使いやすく強いです。クトゥルフ2010の「武道」は少し複雑な分、より強力な技能になっています。
「立ち技系」はより高いダメージを出せるようになり、戦闘時には非常に心強いです。「組み技系」は対象を倒すというよりは制圧するのに向いているため、対象を捕らえて情報を引き出すのに使えるかと思います。
クトゥルフ神話TRPGでは戦闘を推奨されていませんが、状況によっては必要になるため、知っておいて損はないかと思います。
ではまた、夢を現実にするまで
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