どうも、ユメリアリストのかっしーです。
今日は研究に対する熱を失った僕が、さらに追い詰められ、少しずつ着実に鬱へと進んでいく話です。
- 「鬱になるまでの自分と鬱になってからの自分」幼稚園〜小学校
- 「鬱になるまでの自分と鬱になってからの自分」教師を信じない小学生
- 教師を信じなくなった僕は友達も信じなくなる中高生時代
- 大学生時代の僕は好きなことに熱中した全盛期
- 研究内容の変更で僕の研究に対する熱を失う
- 教授の留学から始まった鬱へと進む自分←今ここ
教授の留学による影響
前回に話した研究内容の変更に続いて、大きな変化がありました。
それは“教授の留学”です。
研究のためにということで教授は留学しました(半年くらいだったかな?)。
これは四回生の研究室配属前には説明されておらず、配属後になって明らかになったことでした。
そして、本当に僕が修士1年になると、教授は留学しました。
研究生の配属なしによる業務過多
まず教授の留学によって大きな影響があったのは、4回生の研究室配属がなかったことでした。
これは生徒を指導する立場であるはずの教授が留学しているため、四回生を配属しないという教授会での決定らしいです(まあ、ごもっとな意見です。ぶっちゃけ、自分の両親や先輩も、留学を知っていたら、この研究室には入らなかったと言ってましたし、、、)
さらに、4回生の配属なしに加え、博士課程なし、卒業した修士2年は4人、ということで、4回生の時は10人以上いた研究室は6人にまで減りました。
それだけでは終わらず、新しい修士2年の3人は教授の留学で就活し放題のため、
研究室は助教1人と修士2人の3人だけになりました。
人数が減ることで、実験の廃棄物やメンテナンスの頻度も減りますが、定常的な雑務もあるため、1人の負担は増します。
特に僕は基本的に頼まれると断れないタイプであり、細かいことを気にする性格のため、実験に必要な器具や試薬の不足に気付きやすいことも影響しました。
そうして、僕は研究するために研究室にいるのか、研究に必要なものを補充するために研究室にいるのか、よく分からない状態になっていきました。
研究内容の変更による知識不足と研究結果
業務量が増えたのに加え、前回に話した研究内容の変更も大きな影響でした。
先輩の研究内容は発表を見て聞いていたため、ある程度は知っていました。ですが、自分の研究として実験するには、明らかに知識不足でした。
そのため、研究内容の理解から始める必要がありましたが、業務過多で手が回りませんでした。
しかし、教授は研究結果を求めます。
なので、研究内容を十分に理解する時間もなく、ただ実験結果を出すために手を動かすようになりました(ほら、教授の希望通りに結果を出すための機械になったよ!)。
助教との関係悪化による精神的な疲労
業務過多と研究内容の変更による影響は非常に大きかったですが、最も大きかったのは助教との関係悪化でした。
4回生では、自分は研究熱心だったため、関係は良かったと思っています。朝早くから夜遅くまで研究して、助教から体調を心配されることもありました。
ですが、大学院に進学して研究生が激減すると、研究室に実質3人という今までに経験のない密な人間関係になります。
僕は今まで人との関係を最小限にして生きてきました。それは、これまでに話した“いじめ”による対人関係への恐怖が原因でしょう。
そのため、異様なほどに近い研究室の人間関係に対応できず、毎日のように助教から注意を受けるようになっていきました。
肉体的にも精神的にもボロボロに
教授の留学、研究生の配属なし、業務過多、研究内容の変更、助教との関係悪化と様々なことが起こりました。
僕は教授の留学から2〜3ヶ月もしないうちに、肉体的にも精神的にもボロボロになっていきました。
研究室から下宿へと車で帰るまでの道のりで泣き、近くの田んぼに突っ込もうという考えが頭によぎることも何度もあります。
大学に行っても研究室に行くのが怖く、車の中で動けなくなることもありました。
そうして、教授の留学から僕は肉体的にも精神的にも追い詰められ、教授の帰国に合わせて大学の相談室と教授に自分の現状を相談しました。
教授は事態を深刻に受け止め、すぐに対応を始めてくれました。
ですが、僕はまだ知りませんでした、そんな簡単に鬱を克服できないことを、、、
ではまた、夢を現実にするまで
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